5.君の呼吸
「――――どうした?」
視線に気付いた冬川は心配そうに僕と目を合わせた。
何の邪心もなく、ただ僕を心配してくれている冬川に対して、自分が抱いている想いはとても汚いものだと思ったら胸のあたりにじわりと痛みが走った。
冬川と一緒にいたいのに自分のこんなつまらない感情が僕らを遮る。
でも、だからといってこの気持ちを自分で止めることが出来ないのも事実だった。
だからこそ焦って、辛くて、SDmgqk=">5oKpんでいた。
この想いは中学入学のときから少しあったが、中2になってからは増えた気がする。
春休みが終わり、中学に入学した時、冬川は僕以外の人の物にもなった。
僕だけが知ってる冬川でなく、みんなの冬川になった。
それが表現しにくいけれど、どうにも嫌で、ときどき喧嘩もした。
何だろう。
何なのだろう。
分かれば苦労はしない。
でも分かりたくない。
分かってしまったら何かが壊れる気がしたから。
1人考えていると、いつのまにか冬川の家に着いていた。僕の家より少しだけ学校に近いところに冬川の家はあった。彼はいつも悪いからといって途中まで送ってくれる。
でも今日は1人で考えたいことがあったから、?大丈夫だからまた明日な?と言って帰ろうとした。
その時。
「夏本。お前にとって俺そんなに頼り無い奴か?」
俯いて冬川は言った。
「―――え?」
僕は驚いた。と同時に焦った。
冬川は続ける。
「俺・・・夏本にとって必要不可欠な存在になりたいのにお前、俺がいなくても生きていけそうなんだもん。俺は夏本を信じて全部投げてるつもりなのに・・・。お前はそれを投げ返してこない・・・。」
顔は俯いてて見えないけど。
解る。声が真っ直ぐ透き通っていて真剣だったから。
「こんなこと望んでもどうしようもないけど・・・一方通行って辛い・・・よ。」
驚いた。だって知らなかったから。冬川がこんなに苦しんでたなんて知らなかったんだ。
僕はどうしたらいいんだろう。君は何を思ってるんだろう。
わからなくて、でも苦しくて、ただ僕らの中だけで時間が止まったようだった。
人通りが少ない道ってわけではないのに聞こえるのは君と、僕の、呼吸。
聞こえるのは、僕らの、呼吸、だけだった。
こんなに近くにいるのに、いつもは何の気なしにもっと近くにいるのに。
今はこれ以SDmlrnms5U=">5LiK、君に、近寄っていけなかった。
苦しくて、身体が動かなかった。
ただ1つ。
わかったのは君の呼吸がいつもより荒いこと、だった。
君が今、?本気なんだ?ってそれだけは気づいてしまったんだ。
図書館
本好きな人は大概みんな苦労しているんだろうけど
私も苦労している
お金がかかることと収納スペースの確保
ダメだダメだ と思いつつも本を買い続けてきたけど
最近本当にお金、スペースともに厳しい状況になってきた
そこでずっと敬遠してた図書館を遂に利用するようになった
利用してみれば意外といける 図書館ってやつは
1回に10冊まで借りられるし期間も2週間と長め
何より ただ ってことが素晴らしい
15分くらい見て回って
今日の収穫は5冊
山本文緒 乃南アサ2冊 奥田英郎 鷺沢萌
ひとりの夜は余計なことを考えがちな私だから
たっちゃんのいない週末には読書がいちばん適している